対馬丸記念館 ―建設理念―
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建設理念

昭和19(1944)年8月22日、沖縄からの疎開者を乗せた「対馬丸」は、鹿児島県・悪石島付近で米海軍潜水艦ボーフィン号の魚雷攻撃を受け沈められました。このとき、乗船者約1800名のうち学童775名を含む1418名(氏名判明者数)が一瞬のうちに帰らぬ人となりました。

この年7月から翌20年3月の最後の疎開までに、沖縄から出航した延べ187隻の疎開船(約8万人)のうち、これほどの民間人が犠牲になったのは対馬丸をおいて他にありません。わたしたちは、対馬丸撃沈事件を過去の歴史的事実だけにとどめておくべきではないと考えます。

 財団法人対馬丸記念会では事件から半世紀以上たった今こそ、この歴史の記憶を 共有し平和といのちの大切さを子どもたちの目線で伝えていくことが必要と考え、 対馬丸記念館の建設に取り組んできました。対馬丸記念館は平和学習の場として  だけではなく、子どもたちを取り巻く様々な環境において地域コミュニティの重要性やいのちの大切さを知る場でありたい。さらには多角的視点に立った児童福祉や平和教育のあり方を学び、その拠点となる記念館を建設・運営することを目標として います。

 無念にも尊い命を失った学童たちに代わり、21世紀の子どもたちが夢と希望と平和にあふれた世界に“漕ぎ出せる”ようにすることが、対馬丸記念館の大きな願いです。

財団法人対馬丸記念会
会 長  良 政 勝
那覇市若狭1-25-37
TEL 098-941-3515
FAX 098-863-3683